「Yahoo! Sonomy」がすごい
・Yahoo! Sonomy っていうアプリつかってて,こういうやつ
・開くと記事のサマリが出て,イイぜって思ったら右に投げて,興味ないぜって思ったら左に投げる,投げると次の記事が出てくる.ひたすら投げたり記事読んだりする.インストール時の調査票と,自分の投げた記録からの学習で自分の嗜好に合った記事が出てくる.
・よくできてるんだけど,ひたすら「興味ないぜ」の方にだけ投げ続けてて,ぜんぜん意味がない.アプリ起動して興味ない記事のサマリを大量にみて「興味ない」ってだいたい100回くらい連続で思ってアプリ終了するみたいにしかならない.
・興味あるやつにはスターつけてるんだけど,いまのところ以下の2つにしかつけてないし,うち上の1つはさっき本文見たら約0.3秒で読み終わった.
・Yahoo! Sonomy いいし,ふだん読んでる記事とあんま内容に差がないし,たしかに自分が興味もちそうな記事が提案されてて,よくできてると思う.でも,記事にアクセスしたとき,「これ,あなた本当に興味ある?あなたこれ読む?」って問われたら,「うーん,冷静に考えたらマジ読む必要ないよな」ってなって,左に投げる.
・これはいいことで,本来読む必要のなかった記事を読まずに済んでいて,時間を無駄にしていない.じぶんがネットに限らずメディアを介してよく読んでる記事も,そういえば多くはこんな程度の,読みたいか否かと改めて問われたら「別に……」ってなるものばかりなんだよなってなる.そういう意味ですごい役立った.
・以上の process を経て,いま「わたしの名前は赤」読んでる.
- 作者: オルハンパムク,Orhan Pamuk,宮下遼
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2012/01/25
- メディア: 新書
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・なおあんま関係ないけど,こういう technology-driven な recommendation,Twitter のタイムラインやはてブのお気に入りとか Tumblr とか,社会関係を介するやつに比べるとあまり自分に刺さってこないなってなる.良くも悪くもボンヤリしていて,つかい勝手よくない(この点について,ボンヤリしているのは,自分が "知るべき" 新奇的情報をもたらしてくれて,いわゆる認知的 lock-in を回避してくれるんだ,"情報の偏食" から自分を救ってくれるんだ,みたいな見解が散見されるけど,自分はあまり賛成できない感じ)