「殺人新聞」をリリースしました


概要

殺人のニュースを収集・発信するインターネットメディア「殺人新聞」を創刊したことをおしらせします。
毎日3人くらいの人が殺されているので、殺人新聞も毎日およそ3件分更新されます。

殺人新聞本体のURLはこれです。
http://satujin.tumblr.com/

Facebookページもあります。
まだ投稿とかはなくておれ側の努力は皆無なんですけど、それでもおれは「いいね!」して欲しいなと思っています。

Twitterもある。

技術

投稿をテクノロジーで自動化したらカッコいいけどそんな技術はないし努力する気もない!
ぜんぶ手動にしました。

殺人新聞はTumblrで作ったブログです。端的なtumblelogです。
殺人新聞の更新はニュース記事のQuoteによっておこなわれます。

具体的には

  1. Googleニュースで「殺人」を検索
  2. 殺人事件のニュース記事をクリック
    • 1事件につき1ソース
    • 同一事件の連続的報道(犯人逮捕・裁判など)は無視
  3. 記事を選択して右クリック→Firefoxのアドオン「Tumblr Post」でQuoteを投稿

という手段をふみます。だいたい30秒くらいで1日の更新活動が終了します。とても簡単ですね。簡単なので飽きるまでやります。

Tumblrはよい

Tumblrはそれっぽいページを一瞬で作れるしアドオンによって更新も楽勝なので、こういうネットメディアもどきをつくるには最適かもしれませんね。

能書き

最後に、殺人新聞をつくった目的をかんたんに述べました。

  • -

殺人は古来から超重罪です。
超重罪の殺人は日本において年間1,300回ほど行われています。殺人は超重罪ですが、殺人は日常的におこなわれているし、人は放っておいても人を殺します。このように日常の営為に組みこまれた、ふだん見過ごされがちに思われる狂気そのものを端的に示すことを、殺人新聞は第一の目的としています。

殺人の多くはメディアによって逐一報道されています。連日の殺人に関する報道は殺人の日常性を強化するように思われます。私たちは昨日の殺人についてどれほどのことを覚えているのでしょうか。

殺人は表面的な現象です。殺人の背景には個別の人間関係あるいは社会全体の根底に通ずる問題があります。殺人とはこうした問題がもっとも不幸な形で個人間に表出したものです。殺人は人間関係や社会全体を考察するうえで本質的な要素にはなりにくいものです。

メディアにとっては殺人は魅力的なコンテンツかもしれません。殺人は安定的・継続的に閲覧者を惹きつけられるコンテンツだといえます。こうしたコンテンツとしての特性が、あるいはメディアによる殺人の報道につながっているのかもしれません。

殺人新聞は、潤沢で豊富な知的資源を有する既存のメディアに、とくにオールドメディアと呼ばれるメディアに、より本質的で深遠な考察を望んでいます。殺人新聞は、日常的で表面的な現象である殺人の報道を収集・発信することで、既存メディアの報道姿勢に対するそれなりの示唆をおこなうことを第二の目的としています。