ゲレンデ英語日記


・日本の有名スキー場の一部はインバウンドツーリズムの舞台になっていて(そうしないと維持できない)、このまえ日本を代表するとこ行ったらたくさんの外国人がいた


・滞在6日目、ゲレンデに外国人家族みたいなのがいて、小児が初めてのスキーみたいな雰囲気で悪戦苦闘し絶望してて、親が励ます感じだったんだけど、最終的に小児がリフトの前で「こんなバカげたことやってられるか!」的なこと泣き叫んでて本人マジつらそうだった

・それ見てかわいらしいねーおうおうみたいな感じでおもきし苦笑いしたんだけど、そのあとリフト乗ったあと小児ふりかえったらお母さんにひしと抱きしめられてて、心がやばかった

・おれの苦笑い時の感情構成は、小児に対する苦笑いという名の個人への嘲笑と、おれは(たかが小児レベルの)英語を解してますメッセージがすべてで、小児自身の等身大の絶望的な感情に対する理解は一切存在しなかったことに、抱きしめ活動を目にした瞬間気づいた

・他人の子なのでそんな理解をする必要は必ずしもないだろうが、他方では、自分自身の人間的な冷酷さと下品さを改めて自覚させられたことは確か

・冷酷な社会に生きているので、デフォルト的な自分の冷酷さの自覚を通して自分の温かさを育成したい

しめさば形成プロセスに対するだめ人間アプローチの考察

・購入してから34時間経過した鯖の半身です。変色が始まっててヤバそうですね。

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・ダルいので冷蔵庫に放置してたらヤバそうになった。

・傷んだ雰囲気の肉や魚、とくにドリップしまくったやつをいい感じにするには、普通に洗うのがオススメです。蛇口の水やお湯で、身に付着した体液をきれいに洗い流します。水分はキッチンペーパーで完璧にふきとる。

・塩を両面に振りまくって60分放置しました。冷蔵庫の内外は問わない。

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・60分経ったら塩とドリップをきれいに洗い流して、また水分をきれいにふきとる。
ジップロックに 鯖 + 昆布ひときれ + 砂糖小さじ1/2~1 + 鯖が浸かる量のお酢 を投入してその場に90分放置。途中でひっくり返してもいいかも。

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・鯖をとりだしてキッチンペーパーで表面の酢をふきとって、ラップに包んで冷蔵庫に一晩放置(がまんできなければ即食べてもいいのかも)
・放置の前後で表皮を剥いてあげて(詳しくはググれ)。

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・切った。背の切れ目は骨切り。きわめて美味。



・料理、自作によって幸福度が非常に高まる料理とそうでもない料理があって、しめさばは代表的な前者(他の前者代表例はスフレ等が挙げられる)。
・なぜなら、しめさばの既製品は流通段階における鮮度劣化対策か、かなりキツめに〆られていて、酸っぱい。良い飲食店でも食中毒が怖いからか、やはり〆がキツい。しめさばはレアに仕上げるのがおいしいと思うし、レアしめさばを自作以外の方法で食べるのは困難で、たいていの人類は、きわめて美味なレアしめさばを食べずに死ぬ(悲しみ)。
・料理、下手なりに好きだけど、ダルさもあるのはたしかなので、せっかく料理作るなら、好きな人のために作るか、より幸福度が高まるタイプの料理を作りたいと思っている。

・ベタ塩と酢〆の時間は鯖の状態と好みに合わせて変幻OK。しめさばは保存食だけど、現代日本における現実として考えると、塩で保存性高めて酢〆で味付けという感じになってて、その場合、ベタ塩は1時間も5時間もあまり変わらない気がする。酢〆は、鯖の鮮度がよければ20分とかでもいいっぽい。酸〆の時間が短いとレアに仕上がってテンション上がる。まえミスって一晩酢〆したら既製品みたいな酸っぱいの完成した。

・マサバは1尾1000円弱で、しめさばにした場合、1食分ぜいたくに食べて250円くらいになる。
・新鮮な鯖でやる方が当然よくて、その際には魚屋で3枚におろしてもらってその場でベタ塩にしてもらえば帰って酢〆するだけなのでマジ楽。(追記)

・今回ヤバそうな鯖を〆たことにより、しめさばの実現可能性が拡充されてQOLめっちゃ上がったと思う。
・しめさば実現可能性の拡充については、一般的に、しめさばは冬に流通するマサバ限定で、秋に流通するゴマサバによるしめさばは禁忌なんだけど、もし、秋にもしめさば食べられたらQOLやばいなと発想して、一生懸命にインターネットで調べたら、ゴマサバも体質によってはしめさばいける雰囲気あったので、おれのしめさばシーズンはめっちゃ長い。
・こんなことブログに書くのバカバカしいけど、ゴマサバしめさばはマネしないことを推奨します。

・あと生の鯖を漁港で食べたことあるけど、あれイマイチじゃなくなくないですか。寿司も仕事の入った江戸前寿司が好きなので好みの問題っぽいけど、あんまし死にたての魚に魅力を感じない。


・白米に紫蘇とねぎの刻み、しめさばスライス、すりおろし生姜をのせてゴマを散らして、ポン酢をかけるのも、気楽な調和という感じがする。


・よーし、どんどん〆るぞ〜っ!という気概が求められる。

鉛筆良い

 鉛筆,良いんだけど,細い.細いとよけいなちからはいって狂気が生じるので良くない.狂気生じると背骨とかいたくなって呼吸あさくなって作業とまる.鉛筆には細さが必要.

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 鉛筆太くするために鉛筆ホルダーつかった.鉛筆ホルダー,そこらへんで100円とかで売ってる.鉛筆ホルダーつかうと鉛筆のうしろのほうにぎれる.ふだんは万年筆つかってるのもあって筆記具はちからぬいてねかせてつかいたいんだけど,鉛筆ホルダーつかうと鉛筆太くなってうしろのほうにぎれるので,鉛筆もあんしんしてねかせてつかえるので,ちからがぬけて良い.

 鉛筆ホルダー良くて,いまつかってるのも良いんだけど,せっかくなので課金して高額なのつかいたい.

 写真で背景にあるのは,大学公式の原稿用紙.1年半くらいまえから,フィールドノートはべつにして,かんがえをまとめたりするための研究ノートはつかってなくて,この原稿用紙をつかってる.原稿用紙はそこそこ良質な紙なわりに安価で,バラバラにできるのが良い.ノートは基本的にばらばらにならない.バラバラにすると,さまざまなかたちで机にひろげてかんがえたり,かんがえをすすめるのにあわせて机のうえでおきかえたりできて,ひじょうに便利.ノートは思考を直線化するけど,バラバラになる紙は,思考のかたちを規定するちからがよわい.PoICもなかなか良い.

 原稿用紙のもっと良い点として,ます目ついてることが指摘できる.原稿用紙つかうとき,ます目とか,ふつうにかんがえて遵守するわけなくて,ます目は遵守するわけない異常なルールなので,なにも考えずに無視できるのが良い.ノートとかの横向きの罫線とか,細かく縦横に線がはいったやつとかは,そこそこ妥当性のあるルールなので,無視するときに心がいたむ.原稿用紙は無視しても心がいたまないので,ここちよく無視できる.

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高級万年筆つかって浅はかなことしか書いてない。

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最新のインターネット社会論みたいなの修論バージョンは手書き原稿プレミアついてて7万円から販売してます

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測量野鳥いちばんノリノリで使ってたころ

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あんなビッチリ書いてられるかってなって現在こうなった

 原稿用紙はバラバラになるから散逸しやすいかたちだけど,おれはすべての書類を案件ごとにマニラフォルダにぶちこんでいて,マニラフォルダと原稿用紙はサイズがちょうどあっているので,保存性も可搬性もたかい.

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本棚破壊してスタンディングデスクにしてる

マニラフォルダにぶちこんだ原稿用紙とかが収められている様子(棚)

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今年買って最悪だったやつ書き忘れた

無印良品の人間をダメにするソファ買ったけど、これは最悪だった、人間をダメにするソファ、人間をダメにする力は一定水準の上方にしか働いてなくて、一定水準以上のまともな人間しかダメにしないっぽいようであり、俺のように帰宅した瞬間から床で無限にゴロついてる人間にとっては、人間をダメにするソファは姿勢矯正器具でしかなく、苦痛で、こたつとの相性も悪く、布団が最高、俺をもっとダメにしてくれ、以上のデータは、人間をダメにするソファ、その機能自体は、人間をダメにするのではなく、個々の人間の程度を特定の水準へ吸着しているだけのものであって、人間をダメにするというのは一面的な解釈と言わざるを得ないことを意味している。

2014年に買ったやつの微妙なやつと良かったやつのやつ

2014年に買ったやつのやつやる

1. HDDの Mac mini → 微妙
メインマシンにしてた MacBook Air が2011年春に買ったやつで次第に厳しくなってたので5月くらいに買った

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このスタイルで書いてるとき指導教員くると迫力ある

HDD、はっきり言って微妙で、SSDにしなかったのマジ後悔した。自分でSSDに換装してもいいけどダルい。HDD、いちいち細かいところで不規則に遅い。いちどSSDに慣れてしまうとHDDの遅さは厳しい。スペックいいし普通につかえるんだけど、インターネットして表計算して Illustrator 使って文章書くのには、体感的には MacBook Air の方が気分よくつかえる。SSD慣れすぎてHDDマジ無理になる。SSDはすごい。今後HDD搭載のマシンは絶対買わないと思う。革命っぽい。


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冬が更けてくるとマルチモニターとエルゴノミクスキーボードがだるくなってきて、こういう作業形態になる

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近況なの(ღˇ◡ˇ*)♡

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いわゆる執筆環境

あとHDD関係ないけど、自分の場合、集中して文章書くときは姿勢が前のめりになるので、逆に前のめり姿勢になると集中して文章書きやすくなる。Mac miniは縦置きモニターを外付けしてるので前のめりになりにくい。集中したいときはMacBook Air つかってる。次も MacBook Air 的なマシン買うと思う。


2. 眼鏡 → 良い

視力2.0なんだけど眼鏡プレゼントしてもらった。ふつうに気に入った見た目のフレーム選んで度なしのブルーライトカットレンズ入れてもらった。

ブルーライト比較的どうでもよくて、眼鏡つかうようにしたのは、眼鏡かけてると頭良さそうに見えそうだからという極めて頭悪そうな見地によるもの。残念なことに、頭良さそうに見えると、自分の言動に説得力出る。

自分の仕事、「言ったこと」の質で評価されるべき、という側面が強いんだけど、それはお題目で、他方では、やっている仕事は誰も知らない最先端のことを探求することなので、端的に言って「言ったこと」の質を他者が正確に評価するのが非常に難しい。2014年の後半はその辺を強く意識して自己改革したっぽい。

いつも割とめちゃくちゃな格好だったけど、プロ意識出して、自分の話を聞いてくれる人や話を聞かせてくれる人に安心してもらえるように、眼鏡かけるのをはじめとして、自信ありげで説得力ある容姿に少しずつ変えた。自分にとって、話を聞いてくれる人や聞かせてくれる人は、顧客なので、顧客には高品質なプレゼンテーションが必要だよなと思って、特に夏以降からじわじわ変えた。

じわじわ変えたら仕事良くなってきて、より良い話を聞かせてもらったり、自分の話の妥当性を解してもらって、より深い議論ができるようになったりした。たかが見た目の変化でこんなに状況変わるかと思ったけど、自信ありげな見た目にすると自信さらに出てプレゼンテーション成功するということだと思う。ただし、他方では自分の仕事の質はまだまだ全然高水準じゃなくて、研鑽足りないんだけど、それを忘れそうになって危うい。見た目と中身は両輪なのでバランスとらないとダメで、今まで中身重視しすぎてたのをバランス矯正したのが今年のやつで、今後はまた中身重視必要っぽい。

あと、特に眼鏡、自分はつかれてくると顔面弛緩して社会をナメた顔面になってくるので、社会コミュニケーション時はそれを避けなければと思っていて、眼鏡かけると顔面に刺激あって比較的弛緩しにくくて良い。

日本語社会、不安な人間が多いので、無意識で他人を露骨にナメて安心感を得ようするんだけど、見た目と態度だけバリッとしておくと、そういう下らない人間がすり寄ってこなくなって非常によかった。毎日パジャマみたいな格好で職場くる人割といるんだけど、自信あるんだと思う。鬱になりやすい環境でそれを避けたり、人間を遠ざけたり引きつけたり、理論的な美を追求したり、といった、自分の仕事に特有な活動を円滑に遂行する上で、眼鏡からはじまる一連の見た目のやつはよく役立った。

「Yahoo! Sonomy」がすごい

Yahoo! Sonomy っていうアプリつかってて,こういうやつ

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・開くと記事のサマリが出て,イイぜって思ったら右に投げて,興味ないぜって思ったら左に投げる,投げると次の記事が出てくる.ひたすら投げたり記事読んだりする.インストール時の調査票と,自分の投げた記録からの学習で自分の嗜好に合った記事が出てくる.

・よくできてるんだけど,ひたすら「興味ないぜ」の方にだけ投げ続けてて,ぜんぜん意味がない.アプリ起動して興味ない記事のサマリを大量にみて「興味ない」ってだいたい100回くらい連続で思ってアプリ終了するみたいにしかならない.

・興味あるやつにはスターつけてるんだけど,いまのところ以下の2つにしかつけてないし,うち上の1つはさっき本文見たら約0.3秒で読み終わった.

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Yahoo! Sonomy いいし,ふだん読んでる記事とあんま内容に差がないし,たしかに自分が興味もちそうな記事が提案されてて,よくできてると思う.でも,記事にアクセスしたとき,「これ,あなた本当に興味ある?あなたこれ読む?」って問われたら,「うーん,冷静に考えたらマジ読む必要ないよな」ってなって,左に投げる.

・これはいいことで,本来読む必要のなかった記事を読まずに済んでいて,時間を無駄にしていない.じぶんがネットに限らずメディアを介してよく読んでる記事も,そういえば多くはこんな程度の,読みたいか否かと改めて問われたら「別に……」ってなるものばかりなんだよなってなる.そういう意味ですごい役立った.

・以上の process を経て,いま「わたしの名前は赤」読んでる.

わたしの名は赤〔新訳版〕 (上) (ハヤカワepi文庫)

わたしの名は赤〔新訳版〕 (上) (ハヤカワepi文庫)

 

 

・なおあんま関係ないけど,こういう technology-driven な recommendation,Twitter のタイムラインやはてブのお気に入りとか Tumblr とか,社会関係を介するやつに比べるとあまり自分に刺さってこないなってなる.良くも悪くもボンヤリしていて,つかい勝手よくない(この点について,ボンヤリしているのは,自分が "知るべき" 新奇的情報をもたらしてくれて,いわゆる認知的 lock-in を回避してくれるんだ,"情報の偏食" から自分を救ってくれるんだ,みたいな見解が散見されるけど,自分はあまり賛成できない感じ)